接続・設定

回線速度を上げるため3つの対策

2022年9月6日

光回線を使っているけど90Mbsくらい程度しか出ません。Twitterを見ると遅いと言ってる人でも200~300Mbpsも出てるみたい。どうやったらそんなに速度が出るようになるの?

あなたはこのような悩みを抱えていませんか?

今回は回線速度を速くするための対策を解説いたします。

  • 光回線のサポート窓口で10年以上お客様対応を経験
  • 契約・接続設定・工事・請求・法人関連のサポートを行う

私は回線事業社やプロバイダに計10年以上勤務してきました。そのため光回線やプロバイダの契約・接続・工事のみならず業界の仕組みなど読者の皆様に役立つ情報を自信をもってご案内いたします。

インターネットに不慣れな方や初めて光回線の契約をする方に向けて「一記事を3分で読める」を目標にシンプルにまとめておりますのでお時間をいただきません。お手すきの際に当サイトをお役立ていただけますと幸いです。

回答はコレ!

回線速度を速くするには光回線の分岐数、宅内環境、利用機器の見直しが重要

光回線の分岐数

回線速度に最も大きな影響を与えるのが光回線の分岐数の増加です。

光回線は1本の回線を1つの建物で使うのではなく、最大16本に分岐して使用します。そのため近隣に同じ光回線を使うユーザーが多いと回線速度が低下する傾向にあります

しかしながら光回線を利用している隣人に「ネットを使うな!」とは言えないですよね。こればかりは改善の余地が無いのです。また現在の光回線の分岐数は公開されていません。そのためユーザーには知る術もないので対策も出来ません。

回線速度を上げるには分岐数の少ないエリアで光回線を使う必要がありますが、こればかりは運です。強いていうとマンションタイプの方は光配線方式のマンションをおすすめします。VDSL方式とLAN配線方式のマンションはかなりの確率で低速回線となります。

光配線方式は戸建てタイプと仕組みが同じなので低速になる確率は低いです。絶対ですはないですが。

【参考記事:光回線の分岐の仕組みについて

宅内環境

wi-fiはとても繊細で、通り道に障害物があると妨害されて通信状態が悪くなります。特に下記の要素は電波を通しにくい性質を持っているため、wi-fiルーターとインターネットを使っている部屋の間にこれらの要素があると通信状態が著しく低下することがあります。

  • コンクリート
  • 金属類
  • 厚い壁

またwi-fiを阻害するものとして電子レンジも有名です。電子レンジとwi-fiと周波数が同じであるため、wi-fiを使っていると電子レンジからの電波干渉を受けます

wi-fiルーターの置き場所の見直しやインターネットを利用する部屋を変えることで回線速度は上がることがあります。出来るだけwi-fiルーターの設置部屋と利用場所を同じにすることをおすすめします。なるべく障害物の無い環境でインターネットを使うよう心がけましょう。

【参考記事:wi-fiが繋がりにくくなる電波干渉の仕組み

利用機器

使い方にもよりますが一般的に光回線の接続機器は5年程度が寿命といわれます。5年程度の期間を経過すると経年劣化により通信状況が悪くなることがあります。こうした症状はwi-fiルーターにも見られ、長く使えば使うほど性能は落ちてきます。またLANケーブルにおいては過度に曲げると内部のケーブルが損傷し通信が途切れることがあります。

こうなると買い替えるしかありません。ただしプロバイダや回線事業者からレンタルしているONUやwi-fiルーターに関しましては多くの場合交換することが出来ます。回線速度の低下を感じたらサポート窓口に連絡をして機器の交換を依頼するのも一つの手です。

【参考記事:機器交換を依頼するために必要な手続き

-接続・設定