こんにちは、たいぞうです。
あなたはこのような不安を抱えていませんか?
今回はenひかりで安定した回線速度を保つために必須のオプションである【v6プラス】について解説いたします。
この記事で分かること
- なぜv6プラスが必須なのか?
- v6プラスを契約することでの効果
- v6プラスを使うために必要なこと
enひかりを使うならv6プラスの申込は必須です。月額料金198円ですが、v6プラスに申込まないと回線速度はとても不安定になります。
この記事を読み終わったころにはv6プラスの重要性がご理解いただけることでしょう。
目次
v6プラスが必須な理由は回線速度の安定化を図るため
enひかりはソフトバンク光やドコモ光と同じ光コラボレーションの一つ。利用している光回線はNTTのフレッツ回線と同品質のものです。
NTTの光回線は全国的に敷かれているため、どの地域でも開通することが出来るメリットがある一方で、混雑しやすいというデメリットもあります。
そのため回線速度が著しく低下する傾向にあり、ひどい場合はネットサーフィンも厳しいというユーザーもいらっしゃいます。
そこで必要なのがv6プラスです。
v6プラスの役割は簡単にいうと回線速度を安定化させることです。
以下の画像をご覧ください。
画像引用:https://techlog.iij.ad.jp/archives/1879
インターネットの利用にあたり混雑するのは画像の「ISP-X・Y・Z用設備」で表示されている網終端装置という箇所です。高速道路でいうと料金所のようなもので、ここを通過しないとインターネットにはつながりません。
そのため多くのユーザーが利用するであろう19~23時頃の時間帯は網終端装置がとても混雑するので回線速度が低下する傾向にあります。
ではv6プラスはどのように回避するのか解説いたします。
v6プラスはどうやって回線の混雑を回避するのか
v6プラスを理解するためには前提としてインターネットの接続方式を知る必要があります。インターネットの接続方式には大きく分けて2つあります。
- PPPoE方式
- IPoE方式
PPPoE方式とは
PPPoEは上記の画像で示した網終端装置を通過することでインターネットに繋がります。網終端装置はNTTの設備で各都道府県ごとに設置されており、各プロバイダーごとに振り分けられています。
つまりプロバイダーがそれぞれの都道府県で見込み客を想定して、網終端装置をレンタルしているという状況です。あくまで見込みなので、当然需要が上回り網終端装置が混雑するということは度々起こります。
そうなると光回線は混雑して回線速度は大幅に低下します。これがPPPoEの一番の弱点です。
IPoE方式とは
IPoEは網終端装置を避けてインターネットに繋がります。そのため混雑する時間帯であっても回線速度が低下することがほとんどありません。
しかしIPoEはIPV6でしか使うことが出来ません。そのためIPV4のサイトにはアクセスが出来ないという事象が発生します。
そこでIPV4をIPV6の中に入れてIPoE方式でインターネットに接続することで、IPV4も網終端装置を回避しようとするシステムが誕生しました。
これがv6プラスです。
v6プラスのイメージ化
この辺りの話は光回に不慣れな方には難しいのでv6プラスを道路と自動車に例えて説明します。以下の画像を見てください。
この画像はv6プラスの仕組みを道路と自動車に置き換えて表現したものです。以下のように置き換えてイメージしてください。
- IPoE方式:IPoE道路(高速道路)
- PPPoE方式:PPPoE道路(一般道)
- IPV6:トラック
- IPV4:原付
IPoE道路は高速道路なのでIPV4原付では通過できません。IPoE道路を通るにはIPV6トラックに乗り換えるしかありません。
そこでIPV4原付をIPV6トラックに載せて目的地まで運びます。そしてIPoE道路からPPPoE道路に下りたらIPV6トラックからIPV4原付を下ろします。
こうすることでIPV4原付でも目的地まで早く到達できるのです。
もし混雑する時間帯にPPPoE道路を通って目的に向かうとどうなるでしょうか。IPV4原付は渋滞に巻き込まれて、なかなか目的地に辿り着くことが出来ません。
原付であっても高速道路を通って目的地まで進むことが出来る。これがv6プラスの仕組みです。
v6プラス対応wi-fiルーターを準備しよう
v6プラスを使うにはまず月額料金198円(税込)のv6プラスオプションに申し込みをします。次にv6プラス対応ルーターもしくはv6プラスに対応しているNTTのHGW(ホームゲートウェイ)を準備します。
NTTのHGWはひかり電話を契約することでNTTからレンタルされます。しかしwi-fi機能はないため別途申し込みが必要です。そのためひかり電話の有無に関わらずv6プラス対応ルーターを準備することをおすすめします。
enひかりで動作確認が取れているv6プラス対応wi-fiルーターを以下にまとめています。メーカー名をタッチすると対応機種が表示されるのでご確認ください。
【動作確認済みv6プラス対応wi-fiルーター】
v6プラス対応wi-fiルーターが無いなら格安で購入可能
enひかりの申込と同時にenひかりオプションを申込むことでv6プラス対応wi-fiルーターを1,100円(税込)で購入することが出来ます。機種は以下の通り。
- NECプラットフォームズ社製 11ac 867+300Mbps
- IPv6(IPoE)対応無線LANギガビットルーター
- メッシュ中継機能+安定通信機能搭載 Aterm WG1200HP4
【画像引用:Aterm WG1200HP4】
wi-fi接続時の実行速度は5GHz帯で約644Mbps、2.4GHz帯で約214Mbpsです。これだけの回線速度がインターネットの利用に支障はありません。
Aterm WG1200HP4は一般的な価格で5,000円程するのでenひかりを使うならキャンペーン特典を活用して購入するのがお得です。今後enひかりを解約したとしても使えるのでメリットしかないですね。
v6プラス対応wi-fiルーターが準備できたら後は配線をするだけです。
v6プラス対応wi-fiルーターの配線
v6プラス対応wi-fiルーターの配線は大きくわ変えて以下の2パターンです。
- NTTの機器がONU/VDSLモデムだけの場合
- NTTのHGWをレンタルしている場合
NTTの機器がONU/VDSLモデムだけの場合
配線図は以下の通りです。
【画像引用:So-net v6プラス対応ルーターの接続設定方法】
ONU/VDSLモデムには「UNI」または「LAN」と書かれた差込口があるので、LANケーブルを挿し込んでください。v6プラス対応wi-fiルーターには「WAN」と書かれた差込口があるので片方のLANケーブルを挿してください。
NTTのHGWをレンタルしている場合
NTTのHGWとv6プラス対応wi-fiルーターの配線は以下の図の通りです。
【画像引用:NTTレンタル機器と無線 LAN ルーターの接続について】
LANケーブルをHGWの「LAN」に差し込み、v6プラス対応wi-fiルーターの「WAN」に差し込んでください。
【例外】ONU/VDSLとHGWとv6プラス対応wi-fiルーターを配線する
機器が増えても配線の方法は難しくありません。以下の図を参照して配線してください。
ポイントは「LAN」差込口から「WAN」差込口に繋ぐと覚えてください。
光回線も開通してv6プラス対応wi-fiルーターを配線をすれば後は勝手にインターネットに繋がります。
まとめ
- 回線速度を安定化させるためにv6プラスは必須のオプション
- v6プラスは混雑している箇所を回避してインターネットに繋がる
- v6プラスを使うにはv6プラス対応wi-fiルーターが必要
- v6プラス対応wi-fiルーターが無ければキャンペーン得点で格安購入が出来る
- v6プラス対応wi-fiルーターを配線するだけでv6プラスを使える
v6プラスの仕組みについては少し難しいかもしれませんが、無理に知る必要はありません。大事なことは回線速度の安定化にv6プラスが必須のオプションだということです。
月額料金198円かかりますが、enひかりを使うなら必ずv6プラスに申し込みましょう。